第26回 〜位置エネルギーという考え方〜


 位置エネルギー、そしてその概念を知った上での戦法。
 「スマブラの腕を鍛える」という場合、まず初心者に要求される事は「キャラを自由自在に動かす事」。
これは相手の動きは、まず一旦考えなくてよい。手当たり次第トレーニングモードでの特訓が最良と言える。
 この特訓はどの程度まで続くかというと、やはり果てしない。フォックスで言えば、何処の場所からも、相手さえ止まっていれば、
ほぼ確実にブラスターショットが当たる、というぐらいまでは腕を鍛えよう。
 また、適当にCOMを叩き込んで「技を出す感覚」を覚える事がまず何よりも必要とされる事。
 だがここまでは「相手が動かない」と言う条件上だ。この目的はあくまで「操作のマスター」。

 そして次に実戦に入る。
 実戦では相手が動く(たりめぇだ、んなもん)。さっきの例でも、ブラスターの撃つ距離を、
「相手の動きの軌道を読んで狙う」と言う事の必要性が出てくる。これは特に記す事もなく
「習うより慣れろ」と言うのが最も適任な言葉だ(おいおい、いいのかそれで)。

 そして、ある程度になると停滞期と呼ばれる、どの分野にもある「実力の伸び悩む時期」がある。
ここで諦めたらお終いだ。この時期には「気にせず続ける」事と「新技術の取り入れ」が重要。
 そして、初心者がまず習得すべき技術こそ「着地キャンセル」だ。
 このような"技術"はその実力を「急激に促進させる」と言う特徴をもつ。
簡単に言ってしまえば、「知ってるか知ってないかの問題」だ(笑)。
 そして、今回新たなる"技術"がここにある。それこそ「位置エネルギーの考え方」と言うものだ。


 さてと、大分その、あれだ、「前書き」とか言う奴を長く書いちまって、
とにかく、今回のテーマは「位置エネルギー」。英語にするとポテンシャル・エナジー。
これはどういう事かっつーと、・・・スマブラ拳77技、其の五十八参照。
 また、今回は第22回〜真の重量とは〜の知識が不可欠なので、読んでない人はまず読む事。

 位置エネルギーを考慮した上の戦法とは、基本的に攻撃と防御に別れ、また、落下Y加速度も影響する。
 位置エネルギーの基本的な考えは高い所にいる時はスターフィニッシュしやすく、ステージ端では横にフィニッシュしやすい。
よくよく考えれば当たり前の事だが、実際これを配慮すると戦いが有利になる。
攻撃法で考えれば、相手が上にいれば上スマッシュ、ステージ端付近にいれば横スマッシュで決める、と言うのが定石。

 そして落下Y加速度の影響を考えると、特にフォックスはステージ端には近づかない方がいい。
サマーソルトキック・テイルンレッグと上ベクトル攻撃はかなり強いので相手を常にスターフィニッシュに持ち込めば、
身の危険は少ない。またサムスは上に行ってはいけない。ボム連打による横復帰力の強さがあり、落下Y加速度も低い。
サムスは横に強い、ステージ端で存分に戦える。
 そう、防御面では落下Y加速度が高い→ステージ中央の高い部分、落下Y加速度が低い→ステージ端。
が最も位置エネルギーを有効に保てる。と、こうなる訳だ。
 まあステージ中央の低い部分が一番安全だが、攻撃も配慮するとこうなる。
 例えば極端に差のあるフォックスVSサムスの場合、フォックスはまず相手を上にぎりぎりまで飛ばす。
ヨッシーアイランドや惑星ゼーベスなどは特に効果的だ。そして一番上の台に来た時に上スマッシュ。
 サムスは特にスターフィニッシュに気を付けなければならないので、フォックスを上から攻撃する事は禁物。
スクリューアタックと言うあの無敵技があるので下(又は横)から攻撃する事が基本だ。
 ステージ端では激戦は、圧倒的にサムスが有利。

 相手を吹っ飛ばした時にフィニッシュできなく相手が戻ってきしてまう場合、もっと吹っ飛びが必要、という以前に、
もっとぎりぎり端まで行って飛ばす、ということもかなり重要になってくる。
 ステージ端で吹っ飛ばしで戻ってこれても、ステージ端ではフィニッシュできるのだ。
 この様にスマッシュなどの決め技を繰り出す場合、やはりまず命中させる事が先決だが、
その次に重要になってくるのは、「何処で当てるか」なのである。
 自分の使用キャラの落下Y加速度を確認し、自分のキャラの最も戦いやすい位置はどれか
考えてみるといい、まて、其の考慮に不可欠な能力は
 ・落下Y加速度
 ・技のベクトルの強さ
基本的にこの二つ、特にサムスは落下Y加速度が高く、更に上に吹っ飛ばす技がないので
ステージ上空の激戦では最も不利と言える。逆に上空ではフォックスが有利。
 また、プロペラキックなどの角度が低く、ふっ飛ばした時に横の距離を稼ぎやすい技を持っているキャラは
やはりステージ端で戦う事が有利となる。
 落下Y加速度を防御用で配慮し、技のベクトルの強さを攻撃用として配慮しよう。


 そして、ここからがサンダースの追加項目。
 具体的には(そりゃやっぱりぜったいばっちり)、自分の%がたまったら、相手に下から 空中攻撃をしかける。
スマブラでは、ピカチュウ、リンクの各、空中下Aを除き、下の敵をフィニッシュできる技はない。
 そのため、下から攻める事で、フィニッシュされるのを防ぐというもの。ただし、あくまで空中で、
地上だと、スタン→コンボでやすやすとやられるからダメ。フォックスやリンク、ファルコン、ネス向きかな?

 ほんの少しでも空中にいる状態、殆んどのキャラは「ジャンプし始めてから4F以降ならスタンは受けない」。
空中にいるからだ、タイミングさえよければ、受け身すら取れる。
 また、下スマッシュのベクトルや威力の低さと言い、フィニッシュには向かないものが多い(一部を除く)。
そういう相手の場合、自分のダメージがたまったら「自分の位置を常に相手の下に位置させる」と言うのも重要なテクだ。
 出来るだけ相手から攻撃を受けるときの位置エネルギーを少なくするのだ。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送